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ひとこと

事業継続計画書(BCP)を策定しリスクをチャンスに!(6)

事業継続の点で被災現場を見てみますと、当然ながら「明と暗」に分かれます。

以下に「明と暗」の事例を記載しますが、「明」には大まかに分けて3通りの被害があります。

<明>
 1. 軽微な被害であったため、顧客の許容できる時間内に営業再開できた。
   ・・・女川/笹かまぼこ工場
 2. 被害はそれなりにあったが、業務が再開するまで顧客が待っていてくれた。
   ・・・店頭販売。客が望んでいるものを最優先
 3. 甚大な被害を受けたが、本社を移転し代替生産することにより事業を継続できた。
   ・・・大船渡/製菓業

<暗>
 • 金型が引き上げられた
 • 仕事が被災地以外の他社にいった
 • 原料・材料が入ってこない(回してくれない)
 • 協力業者・取引先が被災して生産できない
 • 支払、借入金の返済ができない
 • 社員を解雇しなければならなくなった
 • 会社が倒産した

倒産に関するデータとして、帝国データバンクの調べでは、東日本大震災が発生してからおおよそ半年後の9月7日時点で判明した倒産件数を、337件と集計しています。これは、阪神淡路大震災時の約2.7倍になるとありました。

また、東京商工リサーチによると、11月8日現在で「震災関連」倒産が累計431件に達し、これは、「阪神・淡路大震災」時の4倍ペースだそうです。

2011年11月14日 | カテゴリー:ひとこと



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