事業継続計画書（BCP）を策定しリスクをチャンスに！(9)

事業継続計画とは、被害状況を速やかに把握し、目標とする時間内に重要事業(業務)を再開するかを戦略的に計画しておくであり、この計画書をBCP（事業継続計画書）といいます。

BCPは、経営戦略と関係しています。経営判断がない机上のBCPは全く役に立たちません。
転んだ時に、いつまでに、どうやって起き上がるのかを準備をしておくことが重要です。

全ての事業の中から、どの事業(WHAT)をどうやって(HOW)、目標時間内(WHEN)に復旧させるか。
誰が(WHO)、どこで(WHERE)や費用(HOW MUCH)も関係します。何が起きても、重要な事業機能やプロセスを継続するための手順書を作成します。
事前対策していた想定を上回り、なすすべがない中で、いかに対応するかの戦略を持ち、動けるように訓練しておくことまでを含めて、事業継続計画書に記載しておきます。

もちろん、前回(8)で述べました防災対策とともに、事業継続計画ともに訓練／演習が必要です。
訓練／演習をしておかないと実際に災害が発生したときに、計画通りに動くことができずに計画はそれこそ絵に描いた餅となってしまいます。

2011年12月14日 | カテゴリー：ひとこと