<形式的な事業継続計画書からの脱却>
事業継続計画(BCP)の正式な定義はないようですが、ここでは、簡単に捉えて「事業継続(BC)を達成するための計画書(PLAN)のこと」であるとします。 もう少し詳しく言うと、BCPとは;
①事業継続方針を立案し、
②組織が災害や突発事件・事故に対して、
③重要な事業(事業活動・プロセス)を特定し、それが停止もしくは大幅な中断・変更を受けることなく、
④目標とする復旧時間内(RTO)に継続するよう事前に取り決められた計画書のことといえます。
ところで、形式的な事業継続計画書(BCP)は、絵に描いた餅であり金食い虫になってしまいます。
そうならないためには、BCPを経営戦略に組み込むことが大切です。
つまり、BCPは経営とは別物であるので担当者に任せておけばいいなどと、経営と切り離して作成するのではなく、企業の成長戦略や社内の意識改革と連動した考えのもとに策定するべきものです。
同時に、災害・リスクを後ろ向きにピンチと考えるのではなく前向きにチャンスと捉え、事業を飛躍させるための儲かる事業継続計画(BCP)を策定すべきです。
BCP策定の際の戦略のポイントは;
①被災地以外の代替先で重要な事業機能・プロセスのみを継続する、
②従来の形や固定概念にとらわれず、自らが積極的に変化する戦略であるべきです。
2011年12月23日 | カテゴリー:ひとこと
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